【タイトル】

保護者の皆様へ(カウンセラーより)

【本文】

保護者の皆様へ    休校が続き、ご家庭でどのようにお子様と過ごしたらいいのか、頭を悩ませている方も多いのではないかと思います。最初のうちは新鮮に感じられていた自粛生活も長く続くとかなりストレスがたまってくるものです。お子様と接していてもついつい言い方がキツくなってしまったり、ずっと一緒にいることに疲れてしまってもおかしくありません。子どもを守るのが大人の役目ではありますが、その大人も不安を感じたり、どうしていいかわからなかったり、気持ちが落ち込んだりしてしまうのは、こうした状況下ではとても自然なことです。そんな中で日々お子様と接する際に以下の点に気を留めていただけたらよいかなと思います。   ・子どもの話をじっくり聴く!!  普段忙しくてお子様の話をゆっくり聴く時間がないかと思います。時間に余裕のある今、まずは口を挟まずにお子様の話に耳を傾けてあげてください。子どもは小さくてもその子なりの考えを持っています。高学年のお子様なら自分なりの考えを聴いてもらうことに喜びを感じるはずです。こうした時間を重ねることが親子の絆をより強くしてくれます。   ・生活リズムを大切にする!!  起床、食事、学習、遊び、就寝の時間を明確にすることで1日のリズムが作りやすくなります。リズムを作ることは心の安定につながります。学校が再開した時にも生活リズムが守れていれば学校生活にスムーズに戻ることができます。子どもは自分でリズムを作るのがあまり得意ではありません。ぜひお家の方がリズムを整える手助けをしてあげてください。   ・親自身のケアも忘れずに!!  1日のうちの10分でもいいので自分のためだけの時間を作ってください。ストレッチをしたり、散歩に出たり、音楽を聴いたり、雑誌を眺めたり、、、。自分がリラックスする時間を持つことで心が落ち着きます。自分の時間を持つことで、お子様としっかりと向き合えるエネルギーが充電できます。大人が心の余裕を持つことが子どもの精神的安定につながります。    それでも、大人自身が疲れ切ってしまうことがあります。人や自分自身を傷つけてしまったり、涙が出て止まらなかったり、眠れない夜が続いたり。そんな時には迷わず相談しましょう。精神保健福祉センターや子ども家庭支援センターなどの専門機関の電話相談も利用できます。困っている時に助けを求められることは弱さではなく強さです。お子様を守るためにも自分自身を大切に守ってください。


【添付ファイル】

この記事に添付ファイルはありません。